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ソニー生命の変額個人年金保険「SOVANI(ソバニ)」※特徴、特別勘定、費用、シミュレーションをまとめました

ソニー生命の変額個人年金保険「SOVANI(ソバニ)」とは

ソニー生命の変額個人年金保険SOVANI

 ソニー生命の 変額個人年金保険(無告知型)22/SOVANI(ソバニ) は、払い込んだ保険料を特別勘定で運用し、その実績に応じて将来の年金額が増減する個人年金保険です。

 2022年11月発売の商品で、0〜85歳まで健康状態の告知なしで加入可能、平準払なら月3,000円から始められる、間口の広い変額年金として設計されています。

 従来の確定型個人年金にはない高いリターンの可能性がある一方、運用次第では元本割れもあり得ます。個人年金保険料控除の対象ではない点にも注意が必要です。

 なお、本記事の数値・スペックは ソニー生命公式サイト(SOVANI)特別勘定の運用状況(PDF) を参考にしています。

SOVANI の基本スペック

 SOVANI には払込方法に応じて2タイプがあります。

商品タイプ変額個人年金保険(無告知型)22/一時払変額個人年金保険(無告知型)22
契約年齢0歳〜85歳
健康状態の告知不要(無告知型)
保険料払込方法平準払(月払・半年払・年払)/一時払
最低保険料平準払:月3,000円〜/一時払:50万円〜
年金開始年齢1年単位で繰上・繰下が可能
年金支払期間契約時に設定(確定年金)
特別勘定15種類から最大8つを選択
生命保険料控除個人年金保険料控除の対象外

個人年金保険料控除の対象ではない

 SOVANI は変額タイプのため、確定型のように税制適格特約を付けることができず、個人年金保険料控除の対象になりません

 節税目的で個人年金を検討している場合は、住友生命のたのしみワンダフルJA共済のライフロード のように個人年金保険料控除を受けられる確定型を選ぶ必要があります。

15種類の特別勘定(運用先)

 SOVANI では、運用先として下記15種類の特別勘定が用意されており、契約者は 最大8つまで を組み合わせて選択できます。資産配分は途中で変更することも可能です。

バランス型(4種)

 株式と債券などを組み合わせ、リスク水準別に4タイプから選べます。1本で分散投資したい人向け。

パッシブ型(5種)

 インデックス連動型で運用コストを抑えたいタイプ向け。

アクティブ型(4種)

 専門の運用会社の銘柄選定によって、ベンチマークを上回るリターンを狙うタイプ。

リート型(2種)

 不動産投資信託(REIT)を対象とした特別勘定。

各特別勘定の運用実績

 各特別勘定の設定来騰落率・基準価額の推移・組入銘柄などは、ソニー生命が公開している運用状況レポートで毎月確認できます。

 最新の実績は SOVANI 特別勘定の運用状況(PDF) をご確認ください。

運用にかかる費用

 SOVANI で発生する主な費用は以下のとおりです。投資信託と比較する場合は、信託報酬だけでなく 契約締結費用と維持費用 も合わせて見る必要があります。

費用の種類料率備考
契約締結費用保険料の3.0%平準払のみ/払込のつど控除
維持費用年率1.2%積立金から毎日控除
災害死亡保障費用年率0.003%年金開始前まで毎日控除
運用関係費用(信託報酬等)年率0.0638%〜0.858%(上限)特別勘定により異なる/2026年3月時点

 維持費用 年1.2% は、一般的な投資信託の信託報酬と比べると割高な水準です。長期で運用するほど影響が大きくなるため、運用利回りがこの費用を上回れるかが返戻率を左右します

シミュレーション例

 ソニー生命の公式サイトに掲載されているシミュレーション例を紹介します。

平準払モデル(35歳・月2万円・65歳開始・10年受取)

運用実績30年後の総受取額の目安
-3%約 457万円
+6%(積極型)約 1,898万円

 保険料の払込総額は2万円×12カ月×30年 = 720万円。プラス運用が続けば返戻率は大きく伸びる一方、マイナス運用では元本(720万円)を割り込みます。

一時払モデル(40歳・1,000万円・65歳開始・10年受取)

運用実績30年後の総受取額の目安
下限ケース約 858万円
上限ケース約 1,898万円

 一時払は早期から全額が運用に回るため、長期になるほど複利効果が効きやすいモデルです。

SOVANI のメリット

月3,000円から始められる・健康状態の告知が不要

 平準払は月3,000円から、一時払は50万円から加入可能です。0〜85歳の幅広い年齢層を対象としており、健康状態の告知が不要なので、持病があって他の保険に入りづらい人でも加入できます。

15の特別勘定から自由に組み合わせ可能

 バランス型・パッシブ型・アクティブ型・リート型と幅広いラインナップから最大8つまで選べます。途中で資産配分を変更できるため、相場環境に応じて防御的に組み替えることもできます。

年金開始年齢を柔軟に変更できる

 年金開始年齢は1年単位で繰上・繰下が可能。ライフプランの変化に合わせて受給開始時期を調整できます。

年金支払開始後も運用が継続する

 確定年金として受け取り開始後も、未払い分の積立金は引き続き特別勘定で運用されます。受給期間中も運用益の上乗せが期待できる点は、確定型個人年金にはない特徴です。

SOVANI のデメリット

元本割れの可能性がある

 最低保証はありません。運用実績が振るわなければ、受取年金総額が払込保険料を下回ることがあります。短期で解約した場合の解約返戻金も払込額を割り込むのが一般的です。

個人年金保険料控除の対象外

 前述のとおり、SOVANI は個人年金保険料控除の対象になりません。節税メリットを重視するなら、確定型の個人年金や iDeCo を優先的に検討すべきです。

維持費用が年1.2%かかる

 投資信託の信託報酬と比べると維持費用は割高で、長期になるほど運用益を圧迫します。同じインデックスに連動する低コスト投信を NISA で持つほうが手取りが大きくなるケースもあります。

年金額が確定しない

 運用実績次第で年金額が変動します。老後の生活設計で「毎月いくら受け取れる」と確定した金額を組み込みたい場合は、確定型個人年金のほうが向いています。

まとめ:長期で運用リスクが取れる人向けの個人年金

 ソニー生命の変額個人年金保険 SOVANI は、月3,000円から、年齢や健康状態を問わず始められる という点で、これまでの変額個人年金にはなかった間口の広さが魅力です。

 ただし、個人年金保険料控除の対象外であること、維持費用 年1.2% などのコストがかかること、そして元本保証がないことから、節税や安定を重視する人には向きません

 節税重視なら個人年金保険料控除に対応した 住友生命のたのしみワンダフルJA共済のライフロード、運用重視なら NISA や iDeCo との比較検討も必要です。

 長期で運用リスクを取れて、保険という形で老後資金を積み立てたい人向けの商品といえます。

【参考】
ソニー生命 SOVANI 公式ページ
SOVANI 特別勘定の運用状況(PDF)