老後資金 貯め方

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老後資金の基本になるのは公的年金

 個人年金保険に加入する目的は、老後資金を貯めるためですが、当然、個人年金のみでそれが実現できると考えている人はいないかと思います。

 老後資金の貯金の柱となるのが、公的年金である厚生年金、国民年金です。

 サラリーマンの人なら、給与から天引きで引かれているので、それほど貯めている気持ちがなく、むしろ今の高齢者のために払っていると、マイナスのイメージが強いかもしれませんが、平成22年度の平均年金額では、夫婦で、厚生年金232,592円、国民年金132,682円となっており、厚生年金であれば、子育てに手が掛からなければ、十分暮らしていける水準であると言えます。

安全性の高い商品から投資対象に組み入れる

 公的年金を基本として、60~65歳の年金が出ない間の生活や、生活の安心を求めるために老後資金を貯めるわけですが、基本的には、安全性の高い投資商品をメインにして貯めることが必要です。

 安全性の高い商品とは、簡単に言うと、元本割れしない商品、銀行預金のほか、このサイトで紹介している個人年金保険も同じように安全性の高い投資商品です。

 その次に安全性の高いものとしては、個人向け国債、大手企業の発行する社債などで、期限があるものが多いのは確かですが、1%に高い利率で長期運用できるものもあります。

 その次は、日本株。ベンチャーに近い企業など変動制の高いものは危険ですが、大手の上場企業の株式であれば、株価もある程度安定しており、配当利回りも高いので、老後資金の運用向きかもしれません。また、株式はインフレ対策にもなります。そのリスクを抑える効果もあるので、何パーセントかは投資対象に入れておきたいところです。

リスクがあっても投資対象に入れたい外貨

 元本割れの危険性があるとはいえ、分散して投資先に入れたいのは、外貨です。今は、まだまだ世界的に見ると円高ですが、今後、大きく円安になる可能性もないとも言えません。

 外貨投資といえば、外貨預金が有名ですが、まとまった金額が必要ですし、手数料も高いので、外貨mmfなどから始めるのが無難かと思われます。FXは手数料が安く投資対象としてはいいのですが、投機的な意味が強く、リスクが大きいため、老後資金の運用には向きません。

投資信託は運用先の分散に

 投資対象としてよく話にあがる投資信託ですが、日本株・外貨に投資するなどの場合に、老後資金の運用のある程度のパーセントとして、投資するのがいいと思われます。  例えば、老後資金の50%を預貯金、25%を国債、残りで日本株、外貨投資をする場合に、15%を日本株の投信で、残りの10%を外国債券または外国株の投信に振り分けるといった形です。

 最近では、ある程度分散した形の年金向けの投資信託もあるので、そちらを利用してもいいかもしれません。

 老後資金の貯め方の基本は、とにかく安全性です。

 元本割れせず節税効果もある個人年金・元本割れしない預貯金をメインとして、影響しない範囲でリスク分散しつつ、株式、外貨等のリスクもあるが、リターンの高い商品に投資することが大事になります。

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