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個人年金保険 利率 計算

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返戻率よりも利率を計算した方が良い理由

 個人年金保険を選ぶ時に利率は大きな判断基準になるかと思います。同じ保険をかけるなら、より大きく増やす保険に入りたいのは当たり前の考え方です。

 でも、個人年金保険についてのサイトやパンフレットには、返戻率はあっても利率は掲載されていない場合が多いと思います。

 銀行の利率と比べると断然多い利率なのですが、利率にすると、外貨預金や外貨mmf、投資信託といったほかの商品に対して利率が劣るからなのでしょうか?
 結局、掛金に対して、返ってくる金額がどれくらいかという返戻率で表示されています。

 返戻率と利率はイコールのような気がしないでもないですが、ここにからくりがあります。
 返戻率は単純で、こんな式(総受取保険金額÷総保険料)で表せられますが、利率は、掛金が年何%で増えていくかというもの単純な計算ではありませんし、期間の長さの概念が入ってきます。

 同じような保険でも、60歳支払い開始と65歳支払い開始では返戻率が違うということです。返戻率的には有利に見えても、利率を計算すると、実は不利という場合もあるわけです。

 そういう観点から、このサイトではできるだけ利率に換算して保険商品の比較をしています。

EXCELを使った具体的な計算方法

 個人年金保険の利率の具体的な計算方法ですが、yahoo知恵袋などにもいろいろ書いていますが、EXCELなどのIRR関数を使います。
 ちなみに、この関数EXCELだけでなく、GoogleドライブのGoogleスプレッドシートでも使えます。

 まず、Aの列に年齢を記入、35歳からなら、35歳から74歳まで、65歳から10年年金を受け取る場合のシュミレーションです。
 次にBの列に年間で支払う保険料の合計額を記入しますが、マイナスを前につけて書きます。月額1万円の保険なら、-120000となります。

 次に35歳から30年間分、それをコピーします。
 その後、年金の受取が開始される65歳からの横の欄に受け取れる年金額を記入、あんしん生命の保険であれば429000円で、これを74歳まで入れます。

 ここで関数を使います。セルの番号だとB42に、数式「=IRR(B2:B41)」を入れます。
 これで出たものが利率となります。下記の図をご参照ください。

利率を計算してわかること

 利率を計算すると、長く運用すればそれだけ有利になることが一目瞭然でわかります。
 当たり前の話ですが、同じ年齢から運用するのであれば、60歳支払い開始のものと65歳支払い開始のものでは、利率も返戻率も違ってきます。
 
 利率がいいものという考え方では、受け取り年齢が遅いものが有利になりますが、利率以上に、どういうライフスタイルの考え方でいつから受け取りたいかということが大事なはずです。
 まず、60歳か65歳か受け取る年齢を決めた上で、同じ条件の保険で比較する必要があるわけです。

 個人年金保険を選ぶ際には、面倒でもEXCELなどの表計算ソフトで利率を計算して、入りたい保険を比較して検討することが大切です。


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