かんぽ生命(郵便局)の個人年金保険「新定期年金保険」は販売停止。長寿支援保険は長寿ならメリット
かんぽ生命(郵便局)の個人年金保険「新定期年金保険」は、公的年金保険のつなぎ的な保険として販売されていた保険です。
55歳から65歳までの10年間受け取れるタイプの保険で、返戻率は101.3%と利率0.20%で銀行の定期より良い利率でした。
ただ、2016年6月2日をもって販売停止となっています。
今、かんぽ生命から長寿支援保険「長寿のしあわせ」が販売されていますが、長寿が前提の商品です。
終身年金保険としての意味合いが多いため、単純に、老後のために備えるのであれば、他の保険がおすすめです。
- かんぽ生命(郵便局)の個人年金保険は販売停止となりました
- かんぽ生命(郵便局)の個人年金保険「新定期年金保険」はこんな保険
- 長寿支援保険「長寿のしあわせ」はこんな保険
- かんぽ生命の個人年金保険の代わりに選ぶ保険は?
かんぽ生命(郵便局)の個人年金保険は販売停止となりました
郵便局の個人年金保険こと、かんぽ生命の個人年金は、2016年6月2日をもって販売停止となりました。
日本の低金利政策もあり、運用利率があがらず、運営が困難だったことなどが理由のようです。
以前のかんぽ生命の個人年金保険は、支給開始年齢が55歳からの保険でした。
55歳からの開始なので、個人年金保険料控除の対象ではなく(60歳からの個人年金の受給が条件の一つ)、公的年金開始までのつなぎ年金的な使い方がメインの保険でした。
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かんぽ生命の個人年金保険「新定期年金保険」はこんな保険
かんぽ生命の個人年金保険「新定期年金保険」は、公的年金のつなぎのための保険という位置づけでした。
加入年齢も53歳からで、支給開始年齢は55歳から。
一時払いタイプのみで、年間18万円を10年間もらえるタイプの場合、53歳時に、1,776,312円を支払い、55歳から10年間毎年18万円がもらえるというもので、返戻率は101.3%、利率は0.20%でした。
銀行よりは利率の良い保険でしたが、個人年金の生命保険料控除の適用が受けれず、他社の個人年金保険の方が利率が良かったため、おすすめの保険ではありませんでした。
長寿支援保険「長寿のしあわせ」はこんな保険
かんぽ生命の長寿支援保険「長寿のしあわせ」は、個人年金保険ではなく低解約返戻金型の終身保険です。公式サイトにも書いてある通り、年金の上乗せをするための保険です。
ホームぺージでは、返戻率が122.1%となっていますが、65歳の受け取り開始で、94歳まで生存していた場合の返戻率です。
ホームページにも書いてありますが、死亡時期が早ければ元本割れするケースもあります。
長く生きるのであれば、有用な保険です。
長生きすればメリットがある点では、日本生命「グランエイジ」や第一生命「ながいき物語」のような終身年金保険と似た保険になります。
かんぽ生命の個人年金保険の代わりに選ぶ保険は?
個人年金保険の選び方の基本は、返戻率、利率の高さです。
それにプラスして、個人年金の生命保険料控除の適用があり、節税できることが大事です。
節税のメリットは大きく、年収600万円の人であれば、月1万円の保険料に対して、10800円分の節税で、利回り9%と同じだけの効果になります。
この2つのポイントをおさえた保険でおすすめは下記になります。
1つめが住友生命のたのしみワンダフルです。
返戻率が高く、生命保険料控除の適用が受けられ、さらにクレジットカード払いもできます。ポイント分も利率と考えると、さらに有利になります。
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利率にこだわるなら、マニュライフ生命のこだわり個人年金です。
外貨で運用する保険で、米ドルなら2.90%の利率です。(2018/8/1契約)外貨建ての保険でありながら、生命保険料控除が受けれます。ただ、外貨建てなので、為替変動があるので、リスクはあります。
⇒マニュライフ生命のこだわり個人年金はこちら
公的年金受給までのつなぎな保険としておすすめなのが、明治安田生命のじぶんの積立です。
20代の保険初心者向けとして開発された商品ですが、元本割れせず利率が約0.369%と、銀行預金と比べて高い利率で、50代以上の年齢層でも人気となっています。2万円積み立てると、10年後に123万6千円が受け取れます。
定期預金、個人向け国債変動10年などで、10年預けるのであれば、じぶんの積立の方が利率で有利になります。
⇒明治安田生命のじぶんの積立はこちら
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