所得控除 所得税 住民税

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所得控除を使って税金を安くする

 個人年金保険についてのサイトですので、個人年金の生命保険料控除について、書きましたが、個人年金保険だけでなく、他の保険でも、税金が安くなる所得控除の対象となるものがあります。

 所得控除とは、所得税を計算する際に、所得金額(収入金額)から差し引くことができる金額のことです。
 間違えてはいけないのは、所得控除=節税できる金額ではなく、これに税率をかけた金額が実際の安くなる税金の金額であるということです。

 個人年金保険で年間最大4万円の所得控除の場合、所得税が税率10%なら4000円、20%なら8000円、安くなります。

 この所得控除は、所得税だけでなく住民税も対象となります。住民税の税率は一律10%ですが、年間最大が28000円なので、2800円安くなります。

 個人年金などの貯蓄系の保険自体の利率は、他の投資商品より低いかもしれませんが、節税部分を利息とみなせば、高利回りの投資商品に相当します。
 元本保証で、1%を超える利率の商品は、なかなかありません。
 所得控除を使えば、保険が投資商品としても有利な側面を持っていることがわかります。


所得控除の対象となる保険

 所得控除の対象となる保険には下記のものがあります。

所得控除名 対象となる保険 所得控除額 住民税控除額
生命保険料控除 生命保険、死亡保険
学資保険
最大4万円 最大2万8千円
介護医療保険料控除 医療保険、医療費用保険
がん保険、
介護保障保険、介護費用保険
最大4万円 最大2万8千円
個人年金保険料控除 個人年金保険 最大4万円 最大2万8千円
地震保険料控除 地震保険料(*1) 最大5万円 最大2万5千円

*1 地震保険料控除には、法令上旧長期損害保険料も含まれていますが、平成18年12月31日までに締結したものが対象なので、上記には入れていません。


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